ゴールド(金)は古来から、その美しさと希少性により価値あるものとして扱われています。

 

ゴールドと紙幣の違い

現在私たちが使っている円やドル、ユーロなどの紙幣は、1970年代まではゴールドの借用書のような形で運用されていたものでした。これを「金本位制」と呼びます。しかし、1971年のニクソンショックにより金本位制が廃止され、紙幣はだんだんと価値を下げていきました。

私たちが使う紙幣は「不換紙幣(ふかんしへい)」と呼ばれ、現在では正貨である金貨・銀貨などの「本位紙幣(ほんいしへい)」とは結びつかないものになっています。そのため、紙幣はどんどん印刷することが可能になり、それによってハイパーインフレを起こし価値が年々下がることになったのです。

例えば、ジンバブエでは100兆円紙幣、トルコでは100万リラ紙幣など、ゼロの数を数えるだけで大変という紙幣ができてしまいました。それを解決するために、通貨単位を切り下げるデノミネーションが行われることがあります。簡単に言うとゼロの数をいくつか取ってしまうことですが、それによって混乱をきたし、通貨の価値が著しく下がるケースがほとんどです。また、国の情勢や信用度などでも通貨の価値は変動します。

 

では、日本ではどうでしょうか?

日本はバブルがはじけてから20年以上、景気の停滞が続く上に物価が上昇するというスタグフレーションやゼロ金利の影響で円の価値が減少しています。さらに追い打ちをかけるようなパンデミック。少子高齢化の影響もあり、この先日本円の価値は上がりづらいという予測もされています。

つまり、通貨の価値はさまざまな要因で簡単に下がってしまうことがあり、日本円でしか貯金や資産を持っていない人は危険です。

 

なぜゴールドが良いのか?

ゴールドは、どんどん印刷できる紙幣と違い、限りのある鉱物です。そのため価格は安定しており、インフレーションがありません。

1920年に1㎏のゴールドバーは$645でした。そして、約100年後の2019年には$40,000になっていて、どちらも同じく1kgのゴールドバーで車が購入できます。

では、もし100年前に車が買えていた$645が紙幣だとしたら、現在もそれで車が買えるでしょうか?

できませんよね。

以前、祖父母が亡くなった後の家を片付けていた時に、押し入れから100円札の束を見つけたことがありました。おそらく祖母がコツコツ貯めていたものだったのだと思います。見つけた100円紙幣の種類から考えると、おそらくその当時の価値は今で言う2,000円ほどと推測できました。でも、今の時代に銀行に持って行っても100円札は100円玉と交換するだけです。

もし祖母がこの100円札の束をゴールドで残していてくれたら、結構な額になっていたのに!残念。

 

100年前の話ではちょっとピンとこないかな?というあなたには、こちらの例を…。

わかりやすいように、ここでは【$20=2,000円】とします。

1998年には、2,000円でカートいっぱいに買い物ができたのに、7年後、16年後ではどんどん買い物できる量が少なくなっています。

これは、ゴールドと紐づけられていた紙幣が、金本位制が廃止されて印刷し放題になったことで価値がどんどん下がっているからです。

 

ゴールドの値段の変化

1オンス金貨(28.35g)の値段の変化は:

2000年 $272.65(約3万円)

2020年(1月2月の平均) $1,600(約18万円)

20年で約6倍です。これはつまり、不換紙幣がそれだけインフレしているということであり、紙幣で貯金している人とゴールドに換金して持っている人との差が6倍もあるということです。

 

たとえば、2000年に300万円のへそくりをした場合、2020年現在は

紙幣で貯金した人 → 300万円

ゴールドに換金した人 → 1800万円

銀行に預ければ多少の利息は付くかもしれませんが、6倍も違ってくることは絶対にないですよね。

 

資産をゴールドに変えるメリット・デメリット

ゴールドは、鉱物ですので量に限りがあるため希少性が高く、古くは紀元前から通貨として流通していたとされています。万が一、国が破綻して紙幣がただの紙切れとなってしまっても、ゴールドの価値がなくなることはありません。むしろ、テロや世界的な不況などで不安定な状況の中ではゴールドが買われる(=価値が上がる)ことが多く、貯金や資産の一部をゴールドに換えておくことは非常に賢明な選択と言えるでしょう。

注意したいことは、ゴールドの取引はアメリカドルになるので、為替の変動の影響を受けます。ブランド品のバッグなどと同じで、円の価値が高い円高の時には安く購入でき、円の価値が低い円安の時にはゴールドの値段は上がります。

例えば、ゴールドのドル価格が100ドルだった場合に、1ドル=100円では10,000円、1ドル=110円では11,000円となり、1ドル100円時のほうが購入できるゴールドの量が多くなります。

ゴールドのメリット

  • 世界中でゴールドの価値は共通である
  • ゴールドの価値がなくなることはない
  • 絶対量が決まっているため、時間の経過とともに価値が上がりやすい

ゴールドのデメリット

  • ドル建てのため、為替相場の影響を受ける
  • 利息や配当金などがない

 

ゴールドを保有するには?

ゴールドを保有するには、金貨や延べ棒で現物を購入するのが一般的です。金貨を1枚買うのに約18万円かかります。しかし、ここでご紹介している購入方法では、700円程度(0.1g)からゴールドを保有することができます。

また、毎月決まった額のゴールドを購入できるゴールド積み立てプログラムもあります。相場の変動にもよりますが、月々7,000円前後の金を購入することで、一定のゴールドが利息のような形で増えます。

購入したゴールドは、以下の3つの形で保有することができます。

 

郵送

金庫やしっかりとしたセキュリティのもとで保管できる場合は、現物をご自宅で受け取ることができます。

預り所

自宅で保管するのはちょっと心配…という場合には、香港・シンガポール・ドイツにある預り所にあなた名義でゴールドを保管することが可能です。パスポートなどの身分証明書を持っていけば、ゴールドを受け取ることができます。

デジタルゴールド

ゴールドのメリットと最新のテクノロジーを合わせた購入方法です。デジタルでゴールドを購入すると、現物ではなくカードが送られてきます。これは銀行と同じシステムで、銀行に紙幣を入れて通帳に記帳されているようなものです。このカード(通帳)を街中にある金の取引所に持っていくと、その時のレートで現金と交換することができます。

 

ゴールド預金の例

  • 円安や預金封鎖に備えてのリスクヘッジ
    ー 円の価値が下がったり、万が一の預金封鎖で紙幣が引き出せなくなった場合でもゴールドの価値は変わりません。
  • 子どもや孫の学費のための預金、老後の備え
    ー 特に子どもが小さいうちや自分が若いうちにゴールドで貯めておけば、日本円で貯めるよりも資産が何倍にも増える可能性が高くなります。
  • 海外移住のための資金
    ー ゴールドで貯めておけばどの国に移住するのにも使え、貯めておけば資金構築もできます。

 

資金はどこから出す?

新しくゴールド預金をする資金は、こんなところから捻出できます。

  • スタバや居酒屋に行く分をちょっとゴールドに回す
  • ハイリスクなタバコをやめてゴールド預金
  • タンス預金、定期預金、生命保険などをゴールドにする

一般的な目安としては、自分の資産の10~30%をゴールドで保有するとリスクヘッジになると言われています。

 

今、ゴールドを持つべき理由

現在、世界は今までに経験をしたことのないような不安定な状況に陥っています。今後、世界中で会社の倒産が相次ぎ、職を失う人が大勢出てくるでしょう。パンデミックが終息したとしても、経済を立て直すには長い時間がかかります。

不況や大恐慌が起こるとき、人々は安全なゴールドを買い求めます。歴史を振り返っても、ゴールドの価値はなくなることはなく上がり続け、世界情勢が不安定な時は特にゴールドの価値は上がります。このまま情勢が悪化すれば、最悪の場合は預金封鎖や通貨の価値そのものがなくなる可能性も否定できません。5年後、10年後には今持っている紙幣の価値は何分の一になっているでしょうか?

  • 昔からある堅実な方法で、着実に自分年金を積み立てたい
  • タンス預金を有効活用したい
  • 円だけ持っているのは不安

こういった理由で、資産の一部をゴールドに換える人が増えています。リスクを分散させて将来に備えるために、ゴールド預金を始めてみてはいかがでしょうか。

 

ゴールド預金を始めたい方は、こちらからご確認ください

口座の開設方法などを解説しています。